グラクソ・スミスクライン【GSK】

グラクソ・スミスクライン【GSK】

この投稿では、投資生活の中で保有している(保有していた)銘柄についての紹介と何故購入したのかを振り返りたいと思います。

【どんな会社】

グラクソ・スミスクラインは、イギリスに本社を置く世界有数の製薬会社です。外国株の取り引きをした経験がある方は、知らないことはない超有名企業かと思います。身近なところでは、かぜ薬の「コンタック」や歯磨き粉の「アクアフレッシュ」等があります。どちらもグラクソ・スミスクラインの製品です。
製薬業界はM&A等の再編が多い業界で順位の入れ替わりも激しく、2017年時点の世界シェアでは6位となっています。今年(2018年3月)には、スイスのノバルティスと進めていた合弁事業である一般用医薬品事業を1.3兆円で買収し完全子会社化するなど、再編規模も大きいです。選択と集中のスピードがとても速い業界ですので、動向は常にウォッチしておく必要があります。

【売上高および営業利益推移】

※参考:グラクソ・スミスクラインホームページ(IR)、Yahoo Finace.com(Income Statement)

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グラクソ・スミスクラインの売上高推移ですが、約230億ポンド(約3兆4000億円)から約300億ポンド(約4兆4000億円)へと右肩上がりで伸びています。また、営業利益推移も売上高の伸びに比例して、約40億ポンド(約5,900億円)から約68億ポンド(約1兆円)へと倍近くの伸びとなっています。一方、純利益の方は2015年に約84億ポンド(1兆2000億円)もありましたが、翌年は約9億ポンド(約1,300億円)へと急落したりと、芳しくない状態となっています。2016年の急落は、2015年に実施したノバルティスとの事業交換に伴う利益が落ちたことによるものなので特殊要因と整理できるでしょう。ただ、2015年が特殊要因と整理できるとはいえ、純利益は回復傾向が見えていません。前述のとおり今年、ノバルティスから買収した一般用医薬品事業の効果がうまく作用するかは注視していく必要があります。

※1£=148円で計算(2018/10/16レート)

【配当金推移】

※参考:グラクソ・スミスクラインホームページ(IR)、Yahoo Finace.com(Income Statement)

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グラクソ・スミスクラインの配当推移ですが、グラフにあるとおり四半期配当となっています。外国株では四半期配当を実施する会社は多いので、インカムゲイン派としては嬉しいところですね。因みに、日本株だと以前投稿した日本創発グループや本田技研工業など10社程しかありません。
配当金は上下にブレやすく安定的な配当とは言い難いですが、競争が激しい製薬業界の中では5.18%と高配当となっています。他の製薬会社の配当利回りはどうかと言うとノバルティス(3.6%)、アストラゼネカ(3.74%)、メルク(2.75%)となっています。

※配当利回りは2018年10月16日時点

【株価推移】

※グラクソ・スミスクラインの株価は米国市場のADR価格

グラクソ・スミスクラインの株価推移:期間2013.10〜2018.10(出典:Yahoo finance.com)

グラクソ・スミスクラインの過去5年間の株価推移です。株価は見事な右肩下がりとなっています。この5年間で約3割も下がっています。株価低迷の要因として考えられる事は主に以下の点となります。

・Brexitの影響
・ディフェンシブ銘柄の低迷

〈Brexitの影響〉
英国企業であるグラクソ・スミスクラインにとって、Brexitは最大の懸念事項で欧州市場へのアクセスに制限が掛かることは避ける必要があります。事業拠点を英国外にする等の対策は取ってくることは間違いないですが、一時的な業績へのマイナスインパクトは出てくると思われます。

〈ディフェンシブ銘柄の低迷〉
下のグラフはグラクソ・スミスクラインとダウ平均の株価推移の比較です。一般的に、株価上昇時はグロース株が好まれる傾向があり、製薬や電気、通信セクター等のディフェンシブ株はあまり上昇しません。昨今の株価上昇はグロース株の牽引によるものなので、ダウ平均の上昇と比べると大きくアンダーパフォームしています。

いずれにしても、地合いが悪すぎますので株価の低迷はしばらく続くでしょう。

グラクソ・スミスクラインとダウ平均の株価推移比較:期間2013.10〜2018.10(出典:Yahoo finance.com)

【購入した経緯】

グラクソ・スミスクラインの株を購入した経緯は、NISA口座の非課税制度のメリットを最大限活用できる米国籍以外の銘柄を探している中で、中長期保有に適していると考えている高配当かつディフェンシブ銘柄であったことから購入を決めました。米国株のブログでも良く取り上げられている銘柄であったので、米国株の手始めにも良いのかなと言う単純な考えもありました。44ドル台と41ドル台で購入していますが、ずっと含み損のまま塩漬け状態となっています。正直なところ、ここまで低迷するとは予想していませんでした。NISA口座で保有していることもあるので処分する考えはなく、保有を継続する方針です。

GSK

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